2025年9月4日木曜日

防災ホイッスルはなぜ必要?──事例と選び方、そして携行の工夫

 

「家族を守れるのか?」

その心配と向き合う勇気を生むのは──知識だけ。
怖いと思う気持ちから、家族だけの“知恵”が生まれる。

その一歩を、私たちが助けます。
── みのる防災

👉 そして、その知識をより確かなものにするために。

**「防災グッズ調査委員会」**は、物品への洞察と選び方を深掘りしてお届けします。


本日のテーマ!

防災ホイッスルはなぜ必要なのか?

災害直後の救助活動で一番重要なのは「声を届けること」です。
がれきに埋もれたり、停電で暗闇に閉じ込められたりすると、大声を出してもすぐに枯れてしまい、数分で声が出なくなるケースが多く報告されています。
その代わりに「ホイッスル」があれば、小さな息でも遠くまで響く音を出し、居場所を伝えることができるのです。




実際にあった事例

日本

  • 阪神・淡路大震災(1995年)
    倒壊家屋に閉じ込められた人の中には、声ではなく笛の音で発見された例がありました。

  • 東日本大震災(2011年)
    津波で建物に取り残された人が、暗闇の中でホイッスルを吹き続け、救助に気づいてもらえたと証言しています。

世界

  • 四川大地震(2008年、中国)
    学校の倒壊現場で、生徒が首から下げていた笛を吹いて発見された事例が報告されています。

  • ハイチ地震(2010年)
    国際救助隊の報告では、声が出なくなった被災者がホイッスルを吹き続けて発見されたケースもありました。


普段から携行できているか?

問題はここです。
多くの人が「防災リュック」にはホイッスルを入れているものの、日常で持ち歩いていないのが現状です。
しかし災害は「外出時」に起こることも多いため、カギや社員証、子どものランドセルなどに常備しておくのが理想です。


どんなホイッスルが良いのか?

選び方のポイントは以下のとおりです。

  1. 金属製 or 高耐久樹脂製
     壊れにくく、強い音が出せる。

  2. 玉なしタイプ(ピープホイッスル)
     泥や水で詰まっても鳴らせる。

  3. 100dB以上
     遠くまで響く音量。

  4. 軽量・携帯性
     キーホルダーやネックストラップ型がベスト。

  5. 夜間対応ならライト付きモデルも便利。


いくつ持つのが良いか?

  • 自宅用(防災リュックに1つ)

  • 外出用(カギやバッグに1つ)

  • 家族分(特に子ども用ランドセルに1つ)

理想は「家族全員が1つずつ」+「防災リュックに予備」で、最低でも2〜3個は用意しておくと安心です。


まとめ

  • 防災ホイッスルは「声が出なくても助けを呼べる命の道具」。

  • 日本・世界の災害でも救助に直結した事例がある。

  • 普段の携行が最重要。カギやランドセルに付けておくこと。

  • 玉なし・高耐久・100dB以上が目安。

  • 家族全員分+予備を備えるのが理想。

👉 備えは愛だ!ホイッスル1つで、大切な命を守れます。






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