2025年9月2日火曜日

非常食の選び方──「避難所・避難中・自宅」で備え方が違う!


「家族を守れるのか?」

その心配と向き合う勇気を生むのは──知識だけ。
怖いと思う気持ちから、家族だけの“知恵”が生まれる。

その一歩を、私たちが助けます。
── みのる防災

👉 そして、その知識をより確かなものにするために。

**「防災グッズ調査委員会」**は、物品への洞察と選び方を深掘りしてお届けします。


 

 

本日のテーマ!

ニュースから見えた違和感

カムチャッカ地震の映像を見たとき、私は強い違和感を覚えました。
多くの人が津波を避けて高台へ逃げる──そこまでは正しい避難行動。
でも、誰ひとり 「食べ物や水を持っていない」 のです。

「たまたま1日で避難が終わったからよかった」
もし1泊でも長引けば、“何も持たない”避難者はすぐに体力を失っていたでしょう。

ここで大切なのは、非常食は「避難所で食べるもの」だけではないということ。
実際には 3つの場面 に分けて考える必要があります。




1. 避難所で食べる非常食

避難所では配給が始まるまで時間がかかります。
その間をつなぐのが「自分の非常食」。

  • 温められる保存食(レトルト・パウチ)

  • 日持ちする主食系(クラッカー・アルファ米)

  • 心を支える甘味(ようかん・チョコ)

ここでは「腹を満たす+心を落ち着ける」が重要です。




2. 避難しながら食べる非常食(行動食)

実は最も忘れられやすいのがこのカテゴリー。
逃げている途中や一時避難場所で、手を汚さずに食べられるものが命をつなぎます。

  • ナッツ類(高エネルギー・携帯性◎)

  • フリーズドライフルーツ(子どもや高齢者にも)

  • 栄養補助バー(片手で食べられる)

👉 「立ったまま食べられる」「水が不要」が必須条件です。




3. 自宅避難で食べる非常食

ライフラインが途絶しても、自宅にとどまる場合は長期戦。
ここでは バリエーションと調理の工夫 がカギになります。

  • レトルトおかず(温めても常温でもOK)

  • 缶詰(魚・肉・豆で栄養バランス)

  • 乾麺やパスタ+カセットコンロ

「毎日カレー」では心身ともに疲れてしまいます。
普段から“少し多めに買って回す”ローリングストックが効果的です。




まとめ:非常食は「3つの場面」で考える

  • 避難所:落ち着いて食べられる保存食

  • 避難中:すぐ口に入る行動食

  • 自宅避難:日常食を延長できるローリングストック

「逃げる」と「生き抜く」は違います。
非常食は “どこで食べるか” を意識して準備してこそ、本当に役立つ備えになります。







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