「家族を守れるのか?」
その心配と向き合う勇気を生むのは──知識だけ。怖いと思う気持ちから、家族だけの“知恵”が生まれる。
その一歩を、私たちが助けます。
── みのる防災
👉 そして、その知識をより確かなものにするために。
**「防災グッズ調査委員会」**は、物品への洞察と選び方を深掘りしてお届けします。
本日のテーマ!
ニュースから見えた違和感
カムチャッカ地震の映像を見たとき、私は強い違和感を覚えました。
多くの人が津波を避けて高台へ逃げる──そこまでは正しい避難行動。
でも、誰ひとり 「食べ物や水を持っていない」 のです。
「たまたま1日で避難が終わったからよかった」
もし1泊でも長引けば、“何も持たない”避難者はすぐに体力を失っていたでしょう。
ここで大切なのは、非常食は「避難所で食べるもの」だけではないということ。
実際には 3つの場面 に分けて考える必要があります。
1. 避難所で食べる非常食
避難所では配給が始まるまで時間がかかります。
その間をつなぐのが「自分の非常食」。
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温められる保存食(レトルト・パウチ)
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日持ちする主食系(クラッカー・アルファ米)
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心を支える甘味(ようかん・チョコ)
ここでは「腹を満たす+心を落ち着ける」が重要です。
2. 避難しながら食べる非常食(行動食)
実は最も忘れられやすいのがこのカテゴリー。
逃げている途中や一時避難場所で、手を汚さずに食べられるものが命をつなぎます。
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ナッツ類(高エネルギー・携帯性◎)
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フリーズドライフルーツ(子どもや高齢者にも)
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栄養補助バー(片手で食べられる)
👉 「立ったまま食べられる」「水が不要」が必須条件です。
3. 自宅避難で食べる非常食
ライフラインが途絶しても、自宅にとどまる場合は長期戦。
ここでは バリエーションと調理の工夫 がカギになります。
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レトルトおかず(温めても常温でもOK)
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缶詰(魚・肉・豆で栄養バランス)
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乾麺やパスタ+カセットコンロ
「毎日カレー」では心身ともに疲れてしまいます。
普段から“少し多めに買って回す”ローリングストックが効果的です。
まとめ:非常食は「3つの場面」で考える
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避難所:落ち着いて食べられる保存食
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避難中:すぐ口に入る行動食
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自宅避難:日常食を延長できるローリングストック
「逃げる」と「生き抜く」は違います。
非常食は “どこで食べるか” を意識して準備してこそ、本当に役立つ備えになります。
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