マンション防災 02 トイレは流すな―防災ブログ「みのるの備え日記」Blogger
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結論:地震後は“断水だから流せない”だけじゃない。排水の安全確認まで流さない。
大地震の直後、マンションで一番早く生活を壊しに来るのが「トイレ」です。断水で流せないのはもちろんですが、より危険なのは“排水管が傷んでいるのに流してしまう”こと。共同住宅は縦の配管でつながっているため、上の階の住戸が気付かずに流すと、下の階で汚水があふれるおそれがあると注意されています。つまり、各戸が自己判断で動くと被害が広がるタイプの問題です。だからこそ、排水管の復旧・安全確認が取れるまで「流さない」を館内ルールとして徹底するのが、在宅避難を成立させる最短ルートになります。
なぜ重要?
トイレ問題は“初動の生活崩壊”を起こしやすい。臭い・衛生・感染症リスクだけでなく、汚水あふれは清掃・片付けの負担を増やし、居住継続を難しくします。さらに、携帯トイレが足りない、使い方がわからない、保管方法が決まっていない…が重なると、ストレスが一気に上がります。トイレは「設備」ではなく「運用」で差が出る。だから平時に、備蓄とルールを一緒に作っておく価値が大きい。
チェック3つ
① 携帯トイレ(簡易トイレ)を最優先で備蓄する。まずは家族人数×3日を基準にし、余裕があれば1週間想定に伸ばす。凝固剤と袋、消臭袋もセットにする。
② 「排水確認まで流さない」を掲示できるように、テンプレ文を事前に印刷して保管する。貼る場所(エントランス、EV前、各階)と担当者も決める。
③ 管理側は、排水確認の担当・連絡先・手順を決めておく。管理会社、設備業者、行政の復旧情報(下水の復旧状況)をどこで確認するかも共有する。
よくある誤解
「水が出た=流してOK」→配管が傷んでいたらアウト。確認が先。マンションは“自分の家だけの問題”になりにくいので、ルールの一本化が重要です。
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出典
東京消防庁「マンション防災」(トイレは流さない、排水確認の注意):https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/content/000039729.pdf
港区「港区マンション震災対策ハンドブック」(排水確認まで下水を流さない、ポスター例):
https://www.city.minato.tokyo.jp/documents/82982/mannsyonn.pdf
荒川区「マンション防災マニュアル作成の手引き」(携帯トイレ活用、水は流さない):https://www.city.arakawa.tokyo.jp/documents/592/tebiki.pdf
マンション防災記事一覧
マンション防災 01 在宅避難の前提―防災ブログ「みのるの備え日記」Blogger
マンション防災 02 トイレは流すな―防災ブログ「みのるの備え日記」Blogger
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